拭いても拭いても、なぜか水滴がまた出てくる……。
冬は拭き上げ後に水が見つかることがあります。ただし、すべてを結露と決めつけることはできません。
実際にあったのは、拭き上げ後にミラー下から水が出てきたことです。これは結露ではなく、隙間に残っていた洗車水と考えるのが自然です。
一方、空気中の水蒸気が冷たいボディやガラスに触れて水滴になる「結露」もあります。水滴が現れた場所や状況を見て、残水と結露を分けて考えます。
ミラー・ドア・エンブレムなどの下から筋状に出るなら、まず隙間の残水を疑います。
面全体に細かな水滴が生じる場合は、結露の可能性があります。
結露とは、空気中の水蒸気が冷たいものに触れて水滴になる現象のことです。
例えば冬の朝、窓ガラスが曇る。冷蔵庫から出した缶ジュースが濡れる。あの水滴と同じ仕組みです。
気象庁は、露点温度を「水蒸気を含む空気を冷却したとき、凝結が始まる温度」と説明しています。車体表面が周囲の空気の露点温度以下になると、表面に水滴が生じる条件になります。
ただし、拭いたあとに出てくる水滴がすべて結露とは限りません。隙間から流れた洗車水との見分けが必要です。
最初に、直前に洗った箇所と水が出た位置を確認します。ミラー下やドアのすき間など、決まった一点から筋状に出るなら、内部に残った洗車水を先に考えます。
次に、洗車から時間が経ったあとも、ガラスやボディの広い面へ細かな水滴が同時に生じているかを見ます。その場合は、気温だけでなく表面温度と露点温度の条件も候補になります。
目視だけで原因を断定できない場合は「結露対策」と決めつけず、まず残水を拭き、再び水滴が現れる場所と時刻を記録しておくと、次回と比較できます。
結露と残水を完全に防げるとは限りませんが、次の確認で対処しやすくなります。
1. 昼間に洗う
時刻を固定せず、その日の中で比較的気温が高く、車体が凍っていない時間を選びます。
2. 吸水タオルで拭く
大判のマイクロファイバータオルを使い、「擦る」より押さえて吸い取るイメージで拭くと効率的です。
3. 隙間をもう一度確認する
ミラー下やドア周りなど、残水が出やすい場所を最後に見直します。可動部が凍っている場合は無理に動かしません。
冬の洗車後に出る水滴には、空気中の水分による結露と、ミラーや隙間に残った洗車水があります。
比較的暖かい時間を選ぶ・拭き上げる・隙間を再確認する。この3点で対応します。
水滴がどこから出ているかを見れば、追加で拭くべき残水か、条件を変えて対応したい結露かを判断しやすくなります。